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キーマップは育てるもの。レイヤーを三枚までと決めた理由

瀬川 湊3分で読めます000

自作キーボードの楽しみの一つは、どのキーに何を割り当てるかを自分で決められることです。私が使っているキーボードは片手 21 キーと少なめなので、数字や記号は「レイヤー」と呼ばれる別の面に置いています。

使いはじめのころは、レイヤーを六枚も作っていました。いまは三枚です。減らした理由と、いまのキーマップの考え方を書いてみます。

レイヤーが多いと、どこに何があるか忘れる

レイヤーを増やせば、キーの数が少なくても何でも置けます。ただ、六枚もあると、使う頻度の低いレイヤーに置いたキーの場所を忘れてしまいます。結局、記号一つ打つのにキーマップの図を見に行くことになりました。

そこで、一週間に一度も使わなかったキーは、思い切ってキーマップから外すことにしました。外したキーは、本当に必要になったときに戻せばいい。そうして残ったのが三枚です。

いまの三枚

  1. 基本:アルファベットと、よく使う記号(ピリオド・カンマなど)

  2. 移動:矢印キー、Home / End、ページ送り、コピーと貼り付け

  3. 数字と記号:数字を右手のホームポジションの周りに、括弧類を左手に

移動のレイヤーは左手の親指、数字と記号のレイヤーは右手の親指で切り替えます。左右で役割を分けておくと、どちらの手で切り替えるか迷わずにすみます。

設定の一部

ファームウェアは QMK を使っています。親指のキーは、短く押すとスペースやエンター、押したままにするとレイヤーの切り替えになるようにしています。

enum layers { _BASE, _NAV, _NUM };

// 短く押すとスペース、押したままで移動レイヤー
#define SPC_NAV LT(_NAV, KC_SPC)
// 短く押すとエンター、押したままで数字と記号のレイヤー
#define ENT_NUM LT(_NUM, KC_ENT)

押したままと判定するまでの時間は、config.h の TAPPING_TERM で調整できます。私は既定より少し長めにして、速く打ったときの誤判定を減らしています。

キーマップは一度で決めない

キーマップは、最初から完璧なものを作ろうとしないほうがいいと思っています。使っているうちに「このキー、もっと近くにあればいいのに」と感じる場面が必ず出てきます。そのたびに少しずつ直していく。

私は、気になったことをその場でメモしておき、月に一度まとめてキーマップを書き換えています。一度に大きく変えると、指が覚えた位置がまたわからなくなってしまうからです。

半年かけて育てた三枚のレイヤーは、いまでは考えなくても指が動くようになりました。キーボードが自分の手の形になっていく感覚は、ほかの道具ではなかなか味わえません。

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