はじめての手前味噌。大豆一キロで仕込んだ日と、八か月後
今年の二月、はじめて自分で味噌を仕込みました。友人が毎年仕込んでいると聞いて、道具を借りて一緒にやらせてもらったのがきっかけです。
先週、その味噌をはじめて開けました。仕込みから八か月。記録を兼ねて、当日のことと開けたときのことを書いておきます。
材料
配合は友人に教わったものです。米麹を多めにすると甘口になるそうで、今回は大豆と同じ量にしました。
大豆:1kg(乾燥した状態で)
米麹:1kg
塩:450g
大豆の煮汁:適量
大豆は前の晩から水に浸けておきます。ひと晩で二倍以上にふくらむので、大きめの鍋を用意しました。
仕込みの日
朝から大豆を煮はじめて、指で軽くつぶせるやわらかさになるまで三時間ほど。圧力鍋があればもっと早いそうです。
煮えた大豆を厚手の保存袋に入れて、手のひらでつぶしていきます。これがいちばん楽しくて、いちばん疲れる作業でした。完全になめらかにしなくても、少し粒が残っているほうが食感がいいと聞いて、ほどほどでやめています。
塩と混ぜておいた米麹に、つぶした大豆を加えて、耳たぶくらいのかたさになるよう煮汁で調整します。それを野球のボールくらいの大きさに丸め、容器に投げ入れるようにして空気を抜きながら詰めました。
空気が残ると、そこからカビが出やすい。とにかく、ぎゅうぎゅうに。
表面を平らにならして塩を薄くふり、ラップを密着させ、重しをのせて完成です。
八か月後
置き場所は台所の床下収納でした。夏場に一度だけふたを開けて様子を見ると、表面に「たまり」と呼ばれる茶色い液体が上がってきていました。これは味噌の旨みが詰まったものだそうで、そのままにしておきました。
開けてみると、表面に少し白いカビがありましたが、そこを取り除けば下はきれいな赤茶色でした。香りは、市販の味噌よりずっと甘くて、少しだけお酒のような匂いがします。
最初に作ったのは、豆腐とわかめだけのいちばん普通の味噌汁です。大豆の粒がところどころに残っていて、自分で作ったものだとすぐわかる味でした。
一年分の味噌を一日で仕込めるのは、思っていたより手軽でした。来年は麦麹でも作ってみるつもりです。